グリセリン、与太話。
えー、今更ながらグリセリン問題にちょっと興味がありまして。
ご存知無い方もいらっしゃるかも知れませんので一応グリセリン問題についてざっくり説明しますと、
グリセリンて肌に良くないんじゃない?
→グリセリン止めたら前より肌が綺麗になったかも!
→グリセリン使うの止めようぜ!!
という、スキンケアトレンドの一つです。
トレンドといってもここ4年程はじわじわと続いていますので、最新のものというわけではありませんが、比較的新しめのブームです。
流れ的には、かのノンシリコンブームと全く同じ展開ですね。
グリセリンにしてもシリコンにしても、美容界隈で突如悪者っぽくされた成分というだけであって、本来全くもって悪者の類いではなく、その辺はネット上にも非常に分かりやすい情報を出してくださってる方がいらっしゃいますので、むやみに踊らされる事の無いよう、一読される事をおすすめします。
踊らされる事無く、自ら踊り出るというのであれば、ちょうど私も来たばかりですので一緒に踊りしましょう。
という事で、グリセリンフリーの化粧水、早速一本使い切ったところでこの記事に着手しております。せっかく書くならね、多少は内容に厚みを出したいなと。
あ、でも、そもそも私、人様にスキンケア語れるような美肌の持ち主ではなく、街を行き交う人々の肌の綺麗さに人間てすげぇもんだなーと宇宙の不思議でも見たかのような感慨にふける、そんな日々を送っておりまして、10代初期から嵐のようなニキビに悩まされて来ましたから、遺伝子なのか細胞なのか知りませんけど、それが持つパワーを前にすればスキンケアや美容食などは趣味や娯楽の範疇のものである、との結論に至っており、だらだらと前置きが長くなりましたが、私はMAX調子良いときでも人様からすれば並み以下である、と言いたかったのです。
美肌様の意見が聞きたいのに!という方は、ここにお望みの情報はございませんので、どうかご理解のほどしくよろ。
さて、わたくし先述通りなもので、日々のスキンケアは化粧水一本、乳液一本、以上終了という簡単なもので済ませているわけですが、今回なぜグリセリンフリーに興味を持ったかと言いますと、気まぐれ半分、ちょっと気になってた事を実験したい半分。そんな気持ちからです。
ちょっと気になってた事とは、遡る事何年前か、トロミ化粧水ブームだった頃のこと。
私は酷いニキビも経験しましたが、もっと幼少期からアトピーもあったという、皮脂過多と乾燥の両極、俗に言うインナードライ肌ってやつに該当していまして。
今は落ち着きましたが、肌表面に浮いた皮脂を取った瞬間から猛スピードでピッキピキに乾燥してしまう事に悩んでいた私は、高保湿と名高いトロミ化粧水を使い始めてみたんです。
でも、何を使っても、どうも調子が悪かった。
当初の悩みとはまた別の、所々の赤み、痒み、表面はペタペタするけど肌はキシキシするし、毛穴がぼわぁっとする感じ・・・。
"その化粧水"が合わないだけなのか、トロミ系が合わないのかを判断するためいくつかのメーカーを使い比べてみましたが、どうもトロミ系が合わないという結果になり、致し方なくシャバシャバ系に戻したところ、問題終了した経験があったのです。
私はトロミ系が合わないんだなーと思って、なんでだろー?と思って、それで調べてみたら、グリセリンやキサンタンガムの配合量を多くしてトロミを付けるものが多いらしいとわかり(手作り化粧水でもそうですね)、私が使ったものを確認したら、グリセリン濃度が高いもの達でした。
あ、別に執念燃やして成分を調べたわけじゃないですよ。
だいたい配合量の多い順に表示しているらしいので、なるほど上の方に書いてあるわ~というざっくりしたものです。
という事で、私はトロミ系というより、グリセリンが合わないのか~
と、思ったんですけどね。
私は知っていたのです。
世の中に幅広~く、グリセリンファミリーが生息している事を。
今回記事にするに当たってあらためて調べてみたのですが、化粧品類だけでも約9割!
シャンプーや歯みがき粉初め、医薬品、ガム等の食品にも、犬も歩けばグリセリンに当たる勢いでファミリーが活躍中でございました。
もしグリセリンが合わないんだとしたら、そもそもシャバシャバ系化粧水だって合わないものがほとんどだろうし、これだけ広く使われているなら、私に限らず毎日どこかで問題勃発しまくってるはずだよね、と疑問に思いまして。
病院でも使われるあの浣腸(!)なんて、50%のグリセリン水溶液らしいですし、腸に直って猛烈にヤバそうじゃないですか?
いいの?いいのか?
と思っていたら、どうやらいいらしいです。
グリセリンて、アレルギーが無いとは言い切れないけれど、非常に、非常~に稀なんですって。
しかも合成のグリセリンは不純物が少なく、より安定しているため、医薬品には合成グリセリンが使われているとの事。
へぇー。
じゃあさ、それならあれだね。
グリセリンそのものってより、量なのか。
スキンケアの範囲でしかわからないけど、自分に合った量をオーバーすると調子悪くなるんじゃない?
とか思いまして、とりあえず手作り化粧水のレシピを調べたら、10%以下が決まりらしい。
それ以上は刺激になります、と。
これはグリセリンに限らず濃度が高まるほど刺激になりやすくなりますし、まあ私は手作りなんざしないので市販品オンリーですから、市販品は%までは明記されていないので、多すぎなきゃいいという、どんぶり勘定を採用する事と致しました。
で、どんぶり勘定を採用すること数年。
グリセリンフリーブームの到来です。
ブームの到来と共に、この商品はグリセリンフリーですよ~という情報が易々と手に入るようになりました。
グリセリンとは何ぞやという情報もブームのおかげで沢山アップされたため、無闇に恐れる事は無いと知る事もでき、はぁーラッキーラッキー。
という事で、 私はグリセリンフリーブームに乗っかりつつも完全排除する気は毛頭無く、気になっていた己のベスト量を測るため、ちょっと減らしてみるという実験をするのじゃ!という算段なわけです。
具体的にやった事といえば、
化粧水だけグリセリンフリーに変える→乳液は今まで通り→グリセリンのトータル量が減る→様子見。
これだけです。
これだけですけど、こんだけ広く使われているグリセリン。アレルギーの人なら話は別ですが、その可能性が低いのなら、完全に避ける生活を選ぶには失うものの方が多いように思いますので、自分の許容量を知ることの方が有益でしょうな~と思っています。
そんなわけで、肝心の変化の方なんですが、
約200mlの化粧水一本使い切った時点で、「まあまあ良い感じ」の反応を見せております。
驚くほどの変化ではありませんが、赤みや色ムラが減り、皮脂浮きが少なくなったように感じますので、結果化粧崩れがしにくいかなーという感じです。
ただ、今の時期はOKだけど冬は乾燥の方で問題出そうな感じがするので、冬場は今まで使ってたグリセリン入り化粧水と併用するかも。
という事で、今までよりちょっと少ない程度がベストかな~と、どんぶり勘定だった物差しが小どんぶり位になりました。
先日2本目に突入したので、もう少し様子を見てみるつもりです。
もし私と同じような赤みや色ムラに悩んでいたり、表面のベタつきが苦手という方は、ちょっとだけグリセリンの量を減らしてみると良いかも知れませんよー!
最後になりましたが、私が使っている化粧水は、松山油脂のアミノ酸浸透水という商品です。
ちょっと独特のピリピリした感じがありますが、特に問題が起きてないのでそのまま使ってます。
ちなみにアルコールもフリーですよ。
¥970くらいで、ドラッグストアや大きめスーパーの化粧品売り場、ロフト等のバラエティーショップで売ってます。私の近所ではローソンでも取り扱ってるので、私はローソンで買っていますよ。笑
ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。
それではー。